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ニュースリリース2025/09/05自動2ブームロックボルト施工機「B22RL-i BOLTINGER」が「2025年度エンジニアリング奨励特別賞」を受賞
古河ロックドリル株式会社(東京都千代田区、社長:山口 正己)と鹿島建設株式会社(東京都港区、社長:天野 裕正)が共同開発した、トンネル⼯事⽤機械、自動2ブームロックボルト施工機『B22RL-i BOLTINGER』が、山岳トンネル工事のロックボルト打設作業における安全性と生産性を向上させたことが評価され、一般財団法人エンジニアリング協会主催「2025年度エンジニアリング功労者賞表彰式」にて、「エンジニアリング奨励特別賞」を受賞しました。

古河ロックドリルにより開発されていたロックボルト施工機『B22RL』は、山岳トンネル施工において、作業者の負荷および被災率の高い、掘削の最前線である切羽付近におけるロックボルト打設作業を機械化したボルティングユニットが、左右の2ブームに搭載され、ロックボルト施工の生産性と安全性を向上させました。
一方、トンネル壁面の施工位置に、ボルティングユニットを移動させ、ロックボルト挿入孔のせん孔、およびロックボルトを地山に定着させるモルタルの注入、ロックボルト挿入、さらに長尺施工の場合、格納されたロックボルトの継足しまでの作業を機械化するため、油圧シリンダやモータなど多くのアクチュエータを搭載し、それらを多数のレバーやボタンで操作しなければなりませんでした。
自動2ブームロックボルト施工機『B22RL-i』は、最新のDX技術により、モニタをタッチするだけで、ボルティングユニットが、予め設定した位置や角度、長さにて、自動的に正確な施工をできるようになりました。

様々な地層を貫く、断面積の大きな高速道路やリニア新幹線などの山岳トンネルでは、地山を補強するため、長尺のロックボルトを多数施工しなければなりません。『B22RL-i BOLTINGER』は、作業者をきつく危険な作業から解放し、永く安心して通行できるトンネルの施工を実現し、未来へつながるインフラ整備に貢献します。
